代表詩 『父の逝く夜に』
木枯らしが窓辺に
越冬の使者を打ちつける
冬を迎える
冬を迎える
縮こまって
シワシワになって
自然は
たからかな春の躍動に身構えているのだが
父の冬は
愛しさが胸奥にへたりつき
押して返しても 離れようとしない
代表詩 『父の逝く夜に』
木枯らしが窓辺に
越冬の使者を打ちつける
冬を迎える
冬を迎える
縮こまって
シワシワになって
自然は
たからかな春の躍動に身構えているのだが
父の冬は
愛しさが胸奥にへたりつき
押して返しても 離れようとしない