神田物語

神田物語
神田物語

 

代表詩 『父の逝く夜に

木枯らしが窓辺に

越冬の使者を打ちつける

 

冬を迎える

冬を迎える

 

縮こまって

シワシワになって

 

自然は

たからかな春の躍動に身構えているのだが

 

父の冬は

 

愛しさが胸奥にへたりつき          

押して返しても 離れようとしない

タイトル
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